祝島からのメッセージ

「祝島の海ではなく、誰の海でもなく、みんなの海だから、守らないと」との思いで、原発建設のために海を売れと、カネをつんで迫られる立場にたたされながら、私たちは頑張ってきました。その思いをうけとめ、いつもたくさんの方々から応援していただき、たいへん感謝しています。

 

この1年以上ものあいだ、2012年10月に失効するはずだった上関原発のための埋め立て免許が失効しない中、とうの昔に断った上関原発の建設と運転にかかる漁業補償金の受けとりを祝島の漁師たちがいまだに執拗に強要され、新たな混乱を強いられています。

高齢化した漁師たちは、それでも、海を守りたい一心で、年金をつぎこむようにして黙って苦境に耐えてきました。

いま、それに応えるように、「今度は自分たちが海を守る番」だと「みんなの海の会」さんが祝島を応援するためのカンパの呼びかけを始めるとうかがい、とても励まされると同時にありがたいです。

ともに「いのちの海」を守り受け継ぐために、力をあわせて頑張りましょう。

                                     2014年5月30日

                  上関原発を建てさせない祝島島民の会 代表 清水敏保